毎日少しでも歩きましょう、運動は食事や睡眠と同一レベルのものです、寝だめや食溜めができないように、日々のサイクルと思いましょう。
そこで私自身、経験し体感した「ウォーキングの健康効果」を簡単に披露したいと思います。 このウォーキングのダイエットメカニズムを観念的に説明しますと簡単です、ビューッと歩くと、当初体のほうが「こいつ無茶するな」と強情を張ります。 ● 食事制限によるダイエットと違い、筋肉による引き締まった体が手に入ります。 ● 熟睡できます、不眠症なんてクソクラエです。 等々、それこそ良い事尽くめです、やらない手はありません。 かなり強引な比喩ですが、もし私の友人が臨終の床で最後にひとこと「みんなと一緒に歩けばよかった」と言ったとしたら、私はその友人の耳元で、極小さな声でこう言ってやります「馬鹿」。
しかしながら日頃のウォーキング(適度な運動)、食生活、睡眠に気をつけていても、避けて通れないもうひとつの「落とし穴」があるような気がします。 「落とし穴」それは「ストレス」です、ストレスは今日誰でもが大なり小なりに抱えている問題です。 「ストレス」こいつは曲者です、諸悪の根源とも言えるでしょう、本当の意味のサイレントキラーです。 こんにちでは体調を狂わせ、免疫力を低下させ癌の因子とも言われています。 本来的なストレスとは頭と体にからみつき、本人も知らぬ間にジワジワ締め付けてくる暗雲です、本能的にこれから逃避してしまうのが躁鬱だと思います。
中にはストレスに強いといわれる人がいます、なにもこの人にストレスがないのではなく、ストレスのコントロールと付き合い方がうまいのです。 私はウォークをあえて運動とは言わず「スポーツ」と捉えています、街道ウォークに出陣する時が試合であり、本番と思っています、従って日常のウォーキングはその為のトレーニングなのです。 街道で仲間と合流するのです、当日は設定した目的地に一緒に向って進むのです、これがかなり痛苦楽しい旅なのです、そうですストレスなんかが顔を出す余地がないのです。 四六時中頭と体の回りに絡み付いていたストレスが一瞬でも断ち切られるのです、なるべく見ぬ様に、なるべく触れぬ様に、背中に追いやったストレスが一時でも肩からおろせるのです、当然又背負い直さなければなりませんが、この時荷物を整理すればいいのではないでしょうか。
文中でウォーキングをしていると色々な発見があると書きましたが、ある冬の朝(2001.12.16)物凄いものを発見してしまいました。 仕事上の展開が変わり、夕方の日常ウォークが困難になってしまいました、そこでしかたなく早朝ウォークに切換えていました。 その朝もいつもの通り約一時間半のコースをウォーキングしていました。 岸壁からおよそ6m、水深約2m程の海底に白い物体がボンヤリ目に入りました、目を凝らして良く見るとマネキン人形の様でしたが、つぎの瞬間背中に冷たい物がゾッーと走りました、コリャ駄目だ、本物ダ、足の指に爪が付いています。 遺体は丸裸で体をくの字に硬直していました、後に判明したのですが、40〜50歳の男性でした。 即、警察に通報し、遺体が潮で流されてはいけないと思い現場に止まっていました、しばらくするとパトカーが来るわ 々 揚げ句のはてには遺体が海中とのことで水上警察の登場です。 例により、第一発見者とのことで本署に同行し、事情聴取と言うことになりました、係官の質問に答えると、係官はワープロで調書を作成して行きます、この事情聴取は約一時間半にも及び、最後に仕上がった調書の読みあわせを行い、問題が無ければ押印して終了です。 この読み合わせの中で、遺体発見の経緯を「散歩中に発見」と言われましたので、「ウォーキング中」ですと訂正を求めました。 係官は怪訝な顔をしていましたが、こここそが私の「こだわる」ところなので譲らず「ウォーキング中」と明記してもらいました。 ところがなんと翌朝の読売新聞には「水深約二bの川底に男性の遺体が全裸で横たわっているのを近くを散歩していた同区の男性会社役員(50)が見つけ、110番通報した」、 朝日新聞には「運河の底に、全裸の死体が沈んでいるのをジョギング中の同区の会社役員男性(50)が見つけ、110番通報した」とありました。 それもビューッと。
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