エポキシ樹脂(Epoxy Resin)はこんにち幅広いフィールドで使用されています。 ジャンボジェットの機体はエポキシ樹脂で組立てられています、従来のリベット工法で機体を製作しますとその重量ゆえに現在の乗員数の半分しか搭乗できないとも言われています。 最先端技術の結晶とも言えるアメリカズカップ艇そしてNASAのスペースシャトルもまたしかりです。
NASAはローコストでレスポンスの良い風力発電用ブレードのデザイン コンペティションを主催した。 1977年11月Gougeon Brothersはウッド ブレードの試作品を提出したところNASAは特異で卓越した作品であり、ウッドのコンポジット(複合)構造はコスト面でも有効であると評価されました。 1979年2月Gougeon BrothersはNASAより正式発注を受け、ウッドとエポキシ樹脂の積層構造による60ft風力発電用ブレードの製作を行いました。 合板製カヤックの製作にこのエポキシ樹脂を組合わせる事によって強度、耐久性、耐磨耗性、耐水性そして木の弱点をカバーする耐腐朽性が飛躍的に向上します。 ウッドのクルーザーヨット等の建造を行う場合、Gougeon BrothersのWEST SYSTEMに代表されるエポキシ樹脂とフィラー(添加剤)のバリェーションが必要になります。 つまりベースになるエポキシ樹脂(粘性が低い、サラサラ)にフィラーと呼ばれる10数種類にも及ぶ添加剤を加えあらゆる用途に適応させます、はてはグラファイトパウダーやアルミパウダーを加え強靭な充填剤の作製も可能になります。 しかしこれだけ応用範囲、守備範囲の広いエポキシ樹脂であっても、そこまで裾野を広げる必要は全く有りません。
●木部同士の接着(エポキシ接着剤) ●木部のコーティングやガラスクロスの含浸(エポキシ積層用樹脂) ●フィレットや充填用パテ(マイクロバルーン) 以上の3点に限定しますと接着剤として最初から配合(高粘性、ベトベト)されているエポキシ接着剤の方が失敗がなく作業効率が格段に向上します。 当然、エポキシ積層用樹脂は調合するだけでコーティングに使用が出来、マイクロバルーンを配合すればパテになります。 この3種類だけで必要にして十分です、私もこれ以外の添加剤は使用していません。 ※エポキシ樹脂の使用条件、調合、施工法は「カヤック製作マニュアル」に詳しく記述してあります。 ところがどうでしょう一念発起してカヤック製作を志したのはいいがエポキシ樹脂やガラスクロスそしてウレタン系塗料の入手に困難するのではないでしょうか。 又、入手可能ではあっても必要量のみの入手は不可能といえます。 そこで一念発起してカヤック製作1艇分のセット(実績ある国内製)を販売する事にしました。 無論、個々単独の注文も承ります。 全国配送OK ●当工房は下記の資材を一切在庫していません、オーダーに応じてメーカーに発注します。 従がって、長期保管による品質の劣化は一切ありません。 2021/07/01現在
※ ウレタン塗料白色は5,500円です、その他のカラーは取り扱っていません。 ※ 価格の変動がありますのでご連絡下さい、お見積りいたします。 ●オーダーのみならずカヤックの自作に関する疑問、質問なんでもアクセスして下さい、お待ちしています、あらゆる方法でお答えいたします。 |