カヤックは本来洋服と同様に各人各様に合わせてデザインされるべきです。
小さな子供が大人用のカヤックでは無理があります、同様に体重が50kgの女性と体重が90kgの男性が同じサイズのカヤックでは不適当です。
カヤックのルーツであるイヌイット達は当然各自の体型と技量に合わせて自分自身のカヤックをオリジナルデザインしています。
同様にカヤック経験者がよりスピードを追求した船型にしたい、恋人同士や親子、又はお爺ちゃんとお孫さんが楽しめるタンデム(2人乗り)がほしい、釣用のカヤックにしたい等々、色々なデザインの要求があります。
それこそカヤックデザインは千差万別です!
お任せ下さい、あらゆる要求にお答えできるプランを用意しています、そうですデザイナーは皆さん自身なのです
自分自身の手でカヤックを作ってしまうのですから、何もお仕着せのデザインに拘束される必然性は寸分もありません。
マズ、基本的なデザインを提供いたします、とは言ってもこれは私自身の為のオリジナルデザインです、私の身長は169cm、体重は68kgです。
デザインの基本コンセプトはスピードと安定性の両立です。
この基本デザインをベースにして全長、全幅、全高を自由に変更し、各自各様のカヤックをデザインします。
カヤック初心者であれば全幅を60cm前後に設定すれば十分な安定性が得られます、重量級であれば沈み込みが増えますから、サイドパネルの全高を数cm上げ、且つ全幅を広目にとります。
タンデム艇も同様です、全長を長くし、サイドパネルの全高を高めにとり、全幅を70cm前後に設定すれば良いでしょう。
子供用や保管の関係から全長を詰める必要があればこれも同様に最初からサイドパネルの全長を短く設定しておけばいいのです。 以上の通り各人各様のオリジナルデザインが可能です、ですから皆さん自身がカヤックデザイナーなのです。
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1/10スケールモデルによる比較
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このフリープランデザインを具現化すのがスケールモデルです。
従ってスケールモデルの製作は必須です!
1/10のスケールモデルを製作します、ボール紙かバルサ材で簡単に出来ます。
切り出したパーツをセロハンテープで仮止めし、瞬間接着剤で固定すれば出来上がりです。
スケールモデルが出来上がりましたら、それこそ上から下から、前から後ろ横と眺め回して見て下さい、バランスがとれていればOKです!
このスケールモデルが実艇カヤックの設計図になります、スケールモデルの各部分を定規で測定し、10倍すれば実寸になります。
スケールモデルを作る編をご参照下さい。

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