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【サイドパネルの組立】
バウ及びスターンのシアー上の先端にビスを打ち、針金でルーズに結束します。
パネル中心を所定のビーム幅に広げます。
両端の針金を絞り、各先端を合わせます。
バウ及びスターンを銅線でステッチ(結束)します。
ビーム幅は自由に設定できます、狭めにすればスピードが上がり、広めにとれば安定性が向上します。 |
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【ボトムパネルの組立】
ボトムパネルのキール部分を針金で仮ステッチ(結束)します。
この段階では剛性が出ていませんので慎重に作業を進めます。
仮組したボトムパネルの上に組み上がったサイドパネルを乗せ、チャインラインを船内側からボトムパネルに描きます。
ボトムパネルを一旦バラし、チャインラインを切り出します。
再びボトムパネルを銅線でステッチします。 |
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【ハルの組立】
サイドパネルの上にボトムパネルを乗せ、銅線でステッチします。
組み上がったハルは針ネズミの状態です。
Y字状に捩じり上げた銅線の先はラジオペンチ等で内側に曲げておきます。
シャツやズボンを引っ掛けたり、肘や脛を傷つけてしまうことがあります。 |
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【ハルの補正】
この段階のハルは非常にデリケートです、注意して扱いましょう。
バウからスターンに糸を張り、左右のバランス等をチェックします。 |
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【テーピング】
チャインとキールにマイクロバルーンパテでフィレットを切ります。
フィレットが硬化したら、その上にガラステープをコーティング用エポキシ樹脂で貼り付けます。
このガラステープが硬化しますとハルは見違えるほど堅固になります。 |
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【コックピット内のグラッシング】
コックピット内にガラスクロスを張ります。
張る範囲は前後のバルクヘッド位置から20cm位オーバーさせます。
このグラッシングにより砂等の侵入に対する耐磨耗性が向上すると共にコックピット内の強度が得られます。
施工は中心部から周囲に拡げてゆきます。
シアー材下部まで施工します。
硬化しシアーからはみ出しているクロスは鉄工ヤスリでカッティングします、シアー材の面取りが同時に出来、一石二鳥です。 |