日本橋は五街道の起点
 
五街道の成立

 慶長五年(1600)関ヶ原の合戦に勝利した徳川家康は天下人となりました。

天下の権を握った家康はその基盤を確実なものにする為に諸政策に取り掛かりました。

その一つが「五街道」の整備です。

 家康は天下掌握の根幹は「通信網」と「物流」と考えたのです。

そこでいち早く東海道の整備に着手し、順次他の四街道と整備を急ぎました。

各街道には「宿場」を設け、物資、通信の継立てを円滑にしたのです。

 幕府にとって主要な「五街道」を道中奉行の管轄下に置き直接管理しました。

今に置き換えれば国土交通省が管理する「国道」に該当します。

従って、諸藩が管轄する街道は「県道」「市道」「町道」「村道」にあたります。


街道名 宿 次 宿村大概帳 換算距離 実  測
東 海 道  五十三次    百二十六里六町一間  約492km   496.1km 
中 山 道  六十七次  百二十九里十丁八間 約505km   520.3km
甲州道中  四十四次  五十三里二十四丁余 約208km   211.3km
日光道中  二十一次  三十六里三丁二間 約142km   147.7km
奥州道中 十次    二十一里十八丁十四間半 約 85km    86.7km


ウォーキングフィールド

 五街道全部を踏破しますと総距離は1,462.1kmになります。

すごい距離ですネ。

ところが街道ウォークは往復でワンセットです。

そうなりますと総距離はなんと2,924.2kmになります。

ウォーキングのフィールドとして、不足ありませんね、ビューッと行きましょう。

とは言っても一歩づつ着実に進めましょうか。

街道マップ刊行してあります、「五街道ウォーキング」にご活用下さい。